著者
cixhamin
文書のライセンス

どういう意味か?
衣食住足りて礼儀を知るというのは中国のことわざです。「人は着るものや食べるものが満ち足りて生活にゆとりができてこそ、初めて礼儀や節度をわきまえるようになる」ということです。礼儀以前にまず衣食住が充足することが必要です。衣食住足りるために必要なことは、働いて対価を得ることです。それで衣食住が足りるようになります。働くために必要なことは、自立(精神的・経済的)していることです。しかし自立するだけでは十分ではありません。礼儀をわきまえないといけないのです。では礼儀とは何でしょうか?それは自分の都合の良さだけで生きようとしない姿勢です。
自分の都合のよさだけで生きてはいけない
いろんな人が「自分の都合の良さだけで生きてはならない」といいます。別にこの言葉は自分の都合を犠牲にしろというわけではありません。自分の都合より、他者の都合をまず考えろという意味なのです。自分には自分の都合があるのは誰だって同じです。でもそれは同時に他者にも他者なりの都合があります。自分の都合より他人の都合を優先する姿勢こそ礼儀なのです。あまりにも自分の都合を優先しすぎると失うのは他者からの信頼なのです。信頼がなくなれば人生の選択肢が大幅に狭まるでしょう。場合によっては人生詰むかもしれません。礼儀をわきまえない言動のために、信頼を失い、仕事を失った著名人はたくさんいますね。
どんな宗教でも教えること
自分の都合より他者の都合。これはいろんな宗教が教えていることでもあります。宗教は心の拠り所を教えるものです。宗教は心の拠り所を与えます。その結果として心も生活も充足されます。そして最終目的は「自分の都合より他者の都合」で生きていける人間になることを目指します。仏教には利他の考え方がありますし、キリスト教でも「まず神のみ心のなすように」という考え方があります。いずれも自分の都合だけで生きることを戒めています。そういう意味では宗教=信仰はよい人間として生きていくために必要不可欠なものかもしれません。