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cixhamin

文書のライセンス

反省=自分を振り返ること

自分の言動について、問題や失敗があっても放置という態度はあまり好ましくはありません。なぜならば問題や失敗から何も学べない=自分が成長しないからです。つまり失敗が無駄になる。失敗という結論を出した言動や決断も無駄になるからです。これは何を意味するのか。「時間」「労力」「お金」すべてをドブに捨てるに等しい行為です。これほどもったいないことはありません。失敗は次に活かすのが効果的なのは言うまでもありません。

だから何かしら問題があったときは「なぜその問題が起きたのか」ということについて自分自身の言動を振り返る必要があります。実はこれが反省なんですね。多くの人が誤解していますが、「反省=自己否定を伴う懺悔」では決してありません。反省に懺悔の要素はありません。あるのは問題点の分析と特定、再発防止策だけです。

まずは感情的になってしまう自分を受け入れる

何かしらの問題が起きたとき、どうしても人は感情的になります。注意しなければならないことは感情的になること自体が悪いことではありません。感情的になってしまうのは仕方がないとまずは自分を受け入れてください。それが一番感情的になっている自分を冷静にする最短の方法なのです。もちろん一朝一夕にできることではありません。なれないうちは失敗したり、時間がかかったりすると思います。でもそこは経験と学習です。

知は力なり

冷静になってはじめて「なぜ失敗したのか」「なぜ問題がおきたのか」を考えましょう。反省は以下の原則に基づいて行います。

  • 結果には原因や背景となる要因がある。
  • 理解できない物事でも、すぐに否定せず、そこに至った背景や事情を調べてみる。

人はついつい結果で一喜一憂して終わり、納得できない存在は否定するで終わりがちです。でも実際は結果には原因や背景となる要因があります。ですので、理解できない物事でもすぐに否定せず、そこに至った背景は事情を調べることが重要です。そして知識を元に自分で推論したり、人と議論することも必要でしょう。反省のプロセスを忠実に実行すれば、自然と知識と推論力が身につきます。そしてそれは「自分に身についた運用可能な知識」になります。これこそが「知恵」なのです。この「知恵」が身につくからこそ、次同じ失敗をしなくなるのです。人は「知は力なり」と言いましたが、知恵を身につけることは、生きる力を身につけることと全く同じです。

メタ認知=自分を客観視する力

反省のプロセスで自分の言動の問題点を評価するとき、重要になるのが「自分を客観視する力」です。人は感情的になっていると、自分の考えや判断を冷静に評価することが難しくなります。だからこそ、まずは自分の感情を受け入れ、落ち着いて考えられる状態をつくることが大切です。自分を客観視するというのは、言い換えれば「自分であって自分ではない」という視点を持つことです。より噛み砕いて言えば、「自分は当事者でもありながら、観測者でもある」という位置づけです。この「観測者としての自分」が、「当事者としての自分」の考え方や感情、判断の傾向を認識し、必要に応じて修正することを「メタ認知」と呼びます。少し抽象的な説明なので、具体的に実践しやすいように言語化してみます。

「もし自分の身に起きた出来事が、まったく関係のない他人に起きたことだったら、自分はどう考えるだろうか?」

このように、自分の問題をあたかも他人の問題であるかのように考えてみるのです。例えば、仕事で失敗して「自分はなんてダメな人間なんだ」と思ったとします。しかし、同じ失敗を他人がしたときにも、その人を「ダメな人間だ」と評価するでしょうか。おそらく、失敗した原因や、その人が置かれていた状況を考えるのではないでしょうか。自分自身に対しても、同じように考えてみるのです。

これは、自分を冷たく突き放したり、自分を大切にしないということではありません。自分の人格と、自分の言動や判断を切り離して評価するために、少し距離を置くということです。自分の人格を否定する必要はありません。しかし、自分の言動に問題があったのなら、その問題はきちんと認め、改善する必要があります。そのためにも、当事者としての自分だけでなく、観測者としての自分の視点を持つことが重要なのです。

まとめ

  • 反省とは、自分の言動や判断を振り返り、問題の原因を分析して再発防止策を考えること。 決して自分の人格を否定することではない。
  • 反省には、知識の収集と論理的な推論が重要である。 失敗から得られた知識を実際の問題解決に活用することで、「知恵」として身につけることができる。
  • メタ認知とは、自分の考え方や感情、判断を客観的に認識し、必要に応じて調整することである。 当事者としての自分を観測者としての自分から見つめることで、問題点を冷静に把握し、改善につなげることができる。